IT・教育特集　N0.37　Wi-Fiについてもっと知ろう！

自宅やオフィス、またはカフェなど、さまざまな所にWi-Fiは設置されているかと思います。ただWi-Fiの使用にはルーターが必要で、ルーターからの距離が離れてしまうと電波が弱くなったり、Wi-Fiとの接続が切断されてしまったりということが起きます。そこで、「Wi-Fiとは？」「Wi-Fiはどれくらいの距離まで届くの？」、「Wi-Fiはなんとなく知ってるけど、どうやって使うの？」、「届く距離を広げられるの？」と疑問に思われる方も多いかと思いますので分かりやすくまとめました。「Wi-Fi」（ワイファイ）とは無線LANの統一された規格のことです。「Wi-Fi」は「Wireless Fidelity」の略です。単語の意味は、「Wireless 」ワイヤーを使わない＝「無線」、「Fidelity」＝「忠実さ」です。

Wi-Fiの特徴は、パソコンやスマホなどのデバイスのデータ通信をケーブルなしで行えることです。パソコンをインターネットに接続、スマホをインターネットに接続、Wi-Fiに接続ができる最新の家電やニンテンドー3DSやPlayStation4などのWi-Fiに対応したゲーム機でオンラインプレイができます。Wi-Fi対応プリンターなら、パソコンやスマホの文書や画像をケーブル無しで手軽に印刷できます。データ使用量無制限のインターネット回線プランを契約していれば、スマホのデータ制限を気にせずにインターネットを使うことができます。

Wi-FiのSSID（エスエスアイディ）｢Service Set Identifier｣の略で、Wi-Fiの無線LAN親機から出す電波の一つ一つに付ける名前です。正式には｢アクセスポイントの識別子｣と呼ばれます。Wi-Fiルーター、公衆Wi-Fi (公衆無線LAN)、モバイルWi-Fiルーター、スマートフォンのテザリング機能など全てにSSIDがあります。パソコンやスマホから近くのWi-Fi電波を検索すると、届いている電波のSSIDが表示されます。自分が接続したいWi-Fiを区別することができます。第三者から不法な侵入を防ぐために全てのWi-Fi機器には、通信を暗号化する機能が搭載されています。そして、機器ごとに対応している暗号化のやり方(暗号化方式)が異なります。現在あるほとんどのWi-Fi機器には、最も安全な｢AWS (WPA2)｣に対応しています。

Wi-Fiの電波は（2.4GHｚと5GHｚ）2種類が現在使われています。

2.4GHｚ：壁や天井などの障害物があっても遠くまで電波が届く。弱点は家電の電磁波など干渉を受けやすく、通信速度は遅めです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　5GHｚ：電子レンジなどの電磁波やBluetoothなどの干渉を受けにくく、通信速度も速いです。壁や家具などの障害物などで電波が届かなることがあります。

Wi-FiでつながるIoT家電とは、「IoT (アイ オー ティー)」「Internet of Things (インターネット オブ シングズ)」の略語、最近ではIoTに対応した家電のテレビやレコーダー、エアコンや空気清浄機、冷蔵庫があります。これらIoT家電を便利に使うためにも、Wi-Fiが必要になります。すべての家電を有線でインターネットにつなごうとすれば、部屋がケーブルだらけになってしまいますよね？そこで、Wi-Fiの便利さが役立ちます。